× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
![]() |
昨日,Wireless Japanへ行ってきた。まぁ最近は,家電量販店とかだと,実機を置いてあることが多くなったので,実際にさわって試せるようにはなってきている。でも,ちょっと前までは,なかなかそういう場所はなく,Wireless Japanはまとめて,かつ,じっくり実機をいじれるちょっと貴重なイベントだった。もう,その意味での必要性はないのだけれど,まぁ,何か新しいものも見れるかもしれない,ということで今年も行ってきた。そこで,感じたことを少し。
Nokia N900では,抵抗式のタッチディスプレイが使われている。たぶん,前のモデルから引き続き採用されている,ということなんだと思う。でも,世の中では静電式が主流になってきているように見える。静電式の最大の利点は,マルチタッチが可能なこと。これによって,ピンチ(イン・アウト)というジェスチャが利用可能になる。それ以外の,タップ,長押し,スライド,フリックなどは,マルチタッチの必要性はない。ピンチ(アウト・イン)のジェスチャは,たいていズーム(イン・アウト)の操作に割り当てられている。ズーム(イン・アウト)の操作が自由にできることは,タッチUIのキモで,逆に,ズーム(イン・アウト)の操作ができなく,ただ単に画面上のボタンを選択・クリックするだけならば,必ずしもタッチUIである必要はない,と思う。
前から,なんとなくそう思っていたけれど,今回,BlackBerryをいじってみて,やはりそう思う。トラックボールタイプのマウスポインタ(あるいは方向キー)が使いやすい。タッチUIでなくても,このおかげで,タッチUIと同等のスクロールやボタン選択ができる。たくさん動かしたいときにはたくさん回せばいいし,少ないときは少しだけ回せばいい。ジョイスティックタイプと違って,回転する量で操作量をコントロールできるところが,分かりやすいのだと思う。テキストをメインに扱うのなら,これで良いような気がする。
N900の場合,実は最初,抵抗式タッチディスプレイでマルチタッチができないことは,遅れている点,欠点だと感じていた。でも,ズームの操作はSpinning zoom(いわゆるグルグルズーム)のジェスチャが割り当てられている。これで,マルチタッチができなくても,自由にズーム(イン・アウト)の操作ができる。これに加えて,上部左にあるボリュームキーが,同じ操作に割り当てられていることもあり,タッチUIのキモであるこの操作が自由にできる。実際には,不都合はあまりない。
逆に,今回,静電式のタッチディスプレイを改めていじってみて感じたのは,タップの操作に爪が使えないもどかしさ。静電式なので,逆に,指のひらでタップしないといけない。ある程度の場所は特定できるけれど,今ひとつ,本当にクリックしたいところをタップできているか不安。ディスプレイの解像度があがって,より多くの情報が一度に見れるようになったけど,逆にクリックできるところも多くなる。なので,クリックしたいところが混同されて,いらいらしないためにも,ピンチでズームインしてからタップする,という手順が無難。一方,N900では,爪を使うと結構ピンポイントでクリックできるから,いちいちズームインする必要がない。
N900のUIは(少なくとも自分には)かなり使いやすいと感じているのだけれど,この部分も理由の一つだと,改めて思った。抵抗式タッチディスプレイ,意外とこちらの方が良かったりして。 PR |
![]() |
![]() |
|
![]() |
トラックバックURL
|
![]() |